珪藻土とシラス

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珪藻土だけではありません

塗り壁の材料として、現在もっとも人気があるのが、珪藻土です。 珪藻土による塗り壁の特徴は、吸放湿性や断熱性、保温性などの優れた性能と、そのざっくりとした質感の魅力です。 ただ塗り壁の材料には、珪藻土以外にも、同様の性質を持った材料があることを知っておくと、選択肢も広がるのではないでしょうか。 たとえば、そのような材料の1つにシラスがあります。 鹿児島県や宮崎県などには、火山灰が大量に堆積して、広大な大地を形成しています。この火山灰を主原料として、固めるための石灰や糊などを加えた白色で砂質の塗り壁材料がシラスです。白砂または白州を意味する俗語に由来して、シラスと呼ばれています。 このシラスによる塗り壁は、その性能や質感が珪藻土に近い上に、比較的安価になっています。

多様化する塗り壁の材料

シラスは、マグマにより超高温で自然焼成された、完全無機質のセラミッック素材です。多孔質で不燃という性質を持つため、温度変化や風雨、紫外線などに強く、化学変化や劣化が起りにくいと言われています。 こうした耐久性に加えて、断熱性、吸湿性、消臭性、防火性などにも優れていて、シックハウス症候群の原因物質の1つと言われるホルムアルデヒドなどの有害化学物質を出さないばかりか、逆にそれらを吸着して、空気中に出ないようにすると言われています。 また他にも、アレルギー対策などにも効果的であると言われる、ホタテ貝の殻を原料としたホタテ漆喰や、珊瑚を原料とした同様の効果を持つ材料もあり、一口に塗り壁の材料と言っても、珪藻土の他にも多数あり、その選択の幅は広がっています。 こうした様々な塗り壁を、その長所をいかして使い分ける工夫をしてみるのもいいでしょう。

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